2歳になったばかりの娘の頭をなんとなく撫でていると、おでこの髪の生え際から登頂部にかけて、真ん中が少し盛り上がっている。
「あれーなんだろー頭の形、結構いびつだなー昔なかったよなー」
なんて思いつつも、最初は気にしてなかったのが、時々触って盛り上がりに触れると、どんどん気になるように。
そうなると私の悪い癖で、ネットで検索しまくり、すればするほど不安が増して悪循環なのに、やめられない。
ネットで検索して出てくることばは、「頭蓋骨縫合早期融合症」。めったにならない病気(1万人に4〜10人)だけど、なると脳の発育などに影響があるとのこと。
娘の頭で盛り上がりを感じるのは、矢状縫合という部分。
そうなると、今すぐにでも検査しないと気になる私は、すぐにかかりつけの小児科に。
先生は頭を触ると、
「まあ、発達に異常がなければ、問題ないやろうけど、お母さんが気になるなら、一度脳神経外科でレントゲン撮った方がいいでしょうね。」
とのこと。やっぱり何もないとは断定できないんだなーと、また、ちょっと不安に。
早速、近所の脳神経外科に。
「お母さん、子供の頭の形というのはねー」と言いながら、娘の頭を触り、「レントゲン撮りましょう」と一言。
ああ、やっぱり検査が必要な感じなのねーと不安に。
レントゲンの画像を見た先生は、
「大きな問題はありません。けど一応経過観察させてください。」
「お腹の中で頭蓋骨がくっついた場合、縫合線のところが真っ白に骨が集まってて、レントゲン撮るとすぐわかりますけど、そういうのではありません。」
大きな問題はないが小さな問題はあるの?何を経過観察するの?私が不安そうな表情をしていたら、
「よかったですね!心配するようなことは何もなくて!」
と、一言。
帰りに夫も、
「よかったねー心配するようなものじゃなくて!」
と言いましたが、私の中ではモヤモヤ。
それを言うと、夫も
「まあ、確かに、ちょっと歯切れは悪かったよね。」
ここの脳神経外科は認知症を専門として力を入れているようで、子供はあまり見ていないようなので、本当に経過観察が必要なら、小児神経科専門医がいるところを探す事に。
家からは遠いけど、モヤモヤを解消したい一心で、専門医がいる脳神経外科に行きました。
先生は、頭を触るなり、
「母子手帳みせてください。」
頭囲の成長曲線のページを見ると、
「僕たちは、頭の形よりも、頭囲が正常に大きくなってるか、発達に遅延がないかで判断するんですよねー」
とのこと、
「頭囲も正常に成長してるし、発達に遅延がなければ問題ないですけど、お母さん心配なんですよね?じゃあ、CT撮って、それ見ながら説明します。」
と、最初から問題がないと確信してる様子。
CTも、娘は興味深そうに寝そべりつつ、すぐに終わり診察室へ。
CTの画像を見ながら、
「問題ないですねー頭の形も綺麗だし」
私が、
「縫合線のところが盛り上がってようが、凹んでようが、頭囲が成長曲線に沿って正常範囲内で成長し、発達に問題がなければ、頭の形は心配しなくて、いいんですかね?」
と聞くと、
「おっしゃる通りです。心配する必要もないし、経過観察もいりません。」
とのこと。
最初の先生はきっと成長曲線内で頭囲が発育するか、念のため診たいと思ってたのだと理解できました。
些細なことですけど、親は何でも心配してしまうんですよね。
でも、ようやく安心できました。